冤罪事件とかスキャンダルとかの話題で、「真実を明らかに」ということばを聞くと、途端に白けてしまうことがある。それを言う側の立場になったことはないけど、明らかにすべきものは「事実」じゃないのかしら。真実って、極端に言えばひとりひとり違うストーリーが存在するものではないかと思ってしまう。

ことばってむずかしい。

わたしはこういう疑問が浮かんだとき、途中までは文章にできていても、答えが出せなかったり根拠が薄かったりすると仕舞いこんでしまう質だと思う。思想やイデオロギーといった、内側に近いところで誰かに意見したりされたりすることは苦手だ。

いまも、このまま下書きに埋めてしまおうかとすこし思っている。