鑑賞記録:佐藤嗣麻子『陰陽師0』(2024)

CLAMP先生 描き下ろしの入プレがあることを公開初日の夜に知り、翌朝 おはようより早く「陰陽師みようぜ!」と父に話しかけた。

CLAMP作品とともに生きてきた私はもちろん「陰陽師」というワードに心惹かれ、観たいな〜とはぼんやり思っていた。でも、最初の3日間で観るぞ!というほどの熱量は正直なく、夢枕獏陰陽師シリーズも未読。このブログを書くにあたりWikipediaをちらっと見ましたが、初出1986年…未完……!!?

せっかくなので、本編上映前に舞台挨拶中継がある上映回にしました。終始、奈緒さんの場馴れ感がすごかった。山崎賢人さんと安藤政信さんがかなりぽわぽわしており、染谷将太さんは流石の貫禄で、板垣李光人さんはずっとシュッとしていた。安藤さん、ほんとうにぽわぽわですごいかわいらしかったですね。佐藤監督は潑剌とした大人の女性という感じでした。ちょっともう内容覚えてないな、山崎さんが出来るだけまばたきをしないように努めていたといっていました。

そういえば一緒に観た父が、舞台挨拶で何度も出てくる「シュ」ということばが、本編始まるまでどういう漢字なのか分からなかったと言っていて、たしかに〜!となりました。CLAMP作品で鍛えられている私は当然のように「呪」と分かっておりました。

 

津田健次郎さんのナレーションで始まってわくわくしたり、呪の表現がうつくしかったり……。

原作の前日譚という位置付けで、監督のオリジナル脚本である今作。話の筋としては、わりと少女漫画っぽい印象もあるかも。そこに陰陽師要素が加わるので、ザ・少女漫画ではないですが。

山崎さんの身体能力の高さがすごい。印を結ぶ姿って、現代人からするとわりと滑稽に映る気がしますが、扮装やVFX効果もあるとはいえ、かなりかっこよかったです。わりと字幕付き上映で観たい気がするけど、ああいうのってどこまで字幕になるのかしら。

 

ブログ書きながらちょこちょこ調べてたら、どんどん原作が読みたくなってきました…でも未完なんでしょ……?